■参加申し込み 今回私達が参加した a.b.c cup vol.8 では、大きく分けて3種類のレースが行われました。60分間での周回数を競う中上級者向けの「バリバリ・エンデュランス・60」、誰でも参加できる「ゆったり・エンデュランス・60」、ソロでスピードを競う「サーキット・レース」です。そして、それとは別に「ビギナーズ・パック」というのがありまして、これは、午前中にインストラクターによるライディング・スクールを受けて、午後に「ゆったり・エンデュランス・60」に出場するセットです。みのと私はこのビギナーズ・パックに参加申し込みをしました。もう4ヶ月程MTBに乗ってはいますが、ちゃんとしたインストラクターに乗り方を教わった事がないので、講習も受けられてレースにも出られる今大会は私達にうってつけの企画でした。エンデュランスでのチーム名は去年参加した GIOS CUP の時と同じチーム・カフェパラとしました。 GIOS CUP はオンロードのレースだったので、オフロードでのレースは今回が初めて。ドキドキです。 ■天気予報 数日前の天気予報では、当日の千葉県北西部地方の降水確率が50%。「あぁ〜ん。雨降らないでぇ〜。」と毎日天気予報をチェック。祈りが通じたのか、雨のピークが前にずれ、前日の午後から雨が降りだし、天気予報での当日の降水確率が10%になりました。10%なら、たとえ降ったとしてもパラパラ程度。よしよし。・・・って、前日に雨の降ったオフロードってもしかして、泥んこグチャグチャ?! ■駐車場 受付は10:00までにすればよかったのですが、会場脇の駐車場が満車で遠くの駐車場にとめるはめにならない様、うちから会場まで車で40分の距離なのにもかかわらず8:00ちょっとすぎに出発。これは大正解。私達が到着した時は駐車場はすでに95%ほどうまっていました。駐車場にはルーフやリアにキャリアをつけて自転車を積んだ車がたくさんとまっていて、みんなせっせと荷下ろしや組み立てをやっています。あちこちに色とりどりの自転車がたくさんあって、中には「この自転車売ります。6万円。」とはり紙された自転車がおいてあったり、なんだか華やかで楽し気な雰囲気。ワクワク感がぐぐっと高まってきました。 ■試走 受付を済ませ自転車にゼッケンを取り付けると、さらに気分は盛り上がってきます。そして試走。かなりの泥んこグチャグチャを覚悟していたのですが、以外にも路面はかなりいい状態。むしろ以前晴れた日に下見に来た時よりもいいぐらいなのです。下見の時はカラカラに乾いていて、場所によっては粒子の細かいサラサラの砂が路面を被い、何度トライしてもテールが流れてしまうコーナーなどもあったのです。しかし当日は文字どおり「雨降って地固まる」な状態。ちょうどいい具合にしっとりと湿って締まった土になっていました。例のコーナーも今日はすんなり曲がれます。いいぞ、いいぞ。それに花曇りのお天気もピーカンに晴れるより良いのだと言う事に気付きました。どの向きに走っても眩しいと言う事がなく、路面状況がよく見えるからです。それから気温。じっとしている時はちょっと肌寒くてウィンドブレーカーを羽織っていても、走り出すとTシャツ一枚でオッケー。なんだか路面状況も天気も気温も理想的なんじゃないかしら? ■ライディング・スクール スクールの参加者は全部で30名弱くらいでした。それを二つのグループに分け、各グループに3名ずつのインストラクターがつきました。1人のインストラクターで何十人もの生徒に教える様子をイメージしていたので、これはちょっと嬉しいおどろきでした。ビギナーズ・パックにはレンタルバイクとレンタルヘルメットも用意されていて、まだ自分のMTBを持ってなかったり、MTBに乗った事がない人でも気軽に参加できます。そしてそういった人にはシフトの扱い方から丁寧に教えてくれます。じゃぁ、私達の様にある程度乗ってる人には退屈な講習かと言うと決してそんな事はなく、ブレーキングや上り坂、下り坂の基本などをきちんとやって、最後には激下りまでやってしまうのです。講習は一つ一つのポイントをまずインストラクターが解説し、お手本を見せ、それから生徒が一人ずつ順番にやって、それをインストラクターが見て直すべき点を指摘してくれます。1グループにつきインストラクターが3人いるので、何度も見てもらえます。私はブレーキングの時にリアブレーキのかけ方がやや強すぎる事と、上り坂の時にハンドルを引きすぎている事を指摘されました。こういった自分では分からない自分の欠点を教えてもらえるのはものすごく有益でした。そして激下り。「こんなとこ自転車でおりるなんてぜぇったいに無理だよぉ(涙)。」と私には思えてしまう程急な下りで、「おりる」と言うより「落ちる」と言う感じ。しかも高さも結構あって、怖さ倍増!最初にやった時は、その下りにさしかかった時、思わず「こえぇ〜〜!」と叫んでしまいました(笑)。それから実際にレースに使うコースをインストラクターについて皆で一周して終了。参加者一人一人にインストラクターのサイン入り(笑)修了証が配られました。スクールの内容はそれなりに満足のいくものだったのですが、時間がバリバリと同時進行だったため、バリバリの観戦が出来なかったのがちょっと残念でした。知り合いが出場するので是非応援したかったのですが・・・。でもとにかく、教わった事を忘れないうちに、ちゃんと反復練習しておかなくちゃ! ■フリータイム スクール終了後、私達はサーキットレースを観戦しながらお弁当を食べました。私達が出る午後のエンデュランスまでにはけっこう時間があいているので、会場内をうろうろ。会場内には出店なども出ていてお祭りの様な雰囲気。みのは「グローブどれでも2,000円」と書いてある段ボールの中をあさって、SPECIALIZEDのGround Forceを掘り出して買いました。タグには5,800円、4,060円、3,980円とみっつの値札がついていて、売れ残ってどんどん値下げされて行った様子がありありと出てて笑えます。5,800円のグローブを消費税なしの2,000円ぽっきりって、もしかして1/3のお値段?そうそう、会場内ではインターネットで知り合った人たちにもたくさん会えました。私達は出場する二人だけで来ているので、何をするにもいちいち車まで荷物を持って行ったり取に行ったりしなければならなかったのですが、会場で会えた知り合いの人たちのピットに荷物とか置かせてもらえてすごく助かりました。そのピットから2組もの優勝者が出たんですよぉ!すごいでしょ?! ■レース さていよいよレース。このレースのコースは1周1km程度なので2周ずつ走って交代する事にしました。去年のレースは私が最初に走ったから、今回はみのから。召集がかかってスタートラインにゼッケン番号順に並びスタート!とにかく初心者なんだし、レースのタイトルも「ゆったり」なんだからのんびり行こう。コケずに完走できればそれでよし!のつもりで行ったのですが、やはりいざレースが始まってしまうとそうはいかないのが人情。闘争心にボワァッと火がついちゃって、少しでも速く!一つでも前へ!という気持ちになっちゃって、練習とかでは走らないインコースギリギリを攻めちゃったりして・・・(笑)。結果は完走71チーム中55位。うぅ〜ん、まだまだ精進が足りません。でも、男性ライダーにはビシバシ抜かれまくっちゃいましたけど、女性ライダーはけっこう抜く事が出来ました。同じ人を2回抜いたりもしたし、逆に女性ライダーに抜かれたのは1回だけでしたから、もっと練習をつんで体重も落とせれば私ってけっこういいせん行くかもとか思っちゃったり(笑)。だって、体重がまだあと17kgも軽量化の余地があるんですもの(爆)。 ■仮装大賞? なぜか、ゆったりエンデュランスには仮装して出場してる人たちがいました。お雛様の仮装、猿の着ぐるみを着てメットのてっぺんにバナナ、頭に釘の刺さったゾンビの仮装などなどなど・・・。で、急遽(?)仮装大賞なる賞が設定されて、2チーム程が表賞されてました。 ■みの決勝進出!? みのが決勝に残りました!ジャジャーン!・・・と言ってもじゃんけん大会ですけど(笑)。表賞セレモニー後に豪華賞品をかけたじゃんけん大会があって、みのは決勝まですすんだのですが、惜しくも決勝で敗退してしまいました。賞品はホイールとかフロントフォークとかツールボックスとかツールセットとか・・・、けっこういいものありましたよ。 ■感想 今回の a.b.c. cup は私達にとって初めてのMTBのレースだったのですが、感想はとにかく「楽しかったー!」の一言に尽きます。レース前のあのドキドキワクワク感や、レース中のあの自分の中で何かが燃えている感覚は一度経験したらもう病みつき!!今の私の頭の中は「次はどのレースに出ようかな?」でいっぱいです。 by るみ |