2000.04.16 第2回こじこじカップ @某所


■ゲリラレース

 今回のレースは非公式なレースです。公式な団体や組織がコースを借り切って行うわけではなくて、個人レベルでこっそりと参加者を募集して勝手にレースをおっぱじめてしまうというもの。なので、場所はあかせません。あしからず。

■雨

[koji21.jpg] 前日の天気は雨。当日も朝まで雨が残っていました。朝起きて雨が降っているのを見た私は、「えぇ〜ん。中止かなぁ。つまんないなぁ。」と思ったのですが、念のため主催者の携帯に電話して確認したところ決行するとの事でした。それを聞いて、へこみかけてた私の気持ちもぐぐぐっと盛り上がって来ました。「いぇーい!走れるぞぉー!」しかし、コースコンディションはぐちゃぐちゃであると予想されます。それに4月ももう中旬だと言うのに寒い!こんな日にわざわざオフロード走りに来るなんて、まったく酔狂な連中もいたものです。駐車場にレース参加者以外の車が無い事からも、いかに酔狂かがうかがえますよね。

■トラブル

 先日、平日にこのコースに遊びに来た時、みのは到着したとたんに眼鏡を落として壊してしまい、結局全然走れなかったのですが、今回もみのは到着したとたんにトラブルに見舞われてしまいました。車から自転車を降ろそうとしたら、みのの自転車のエンドがはずれていてリアディレイラーがブラブラとぶら下がって揺れています。な、何故こんな事に!?よく見るとエンドをフレームに固定している2本のネジのうち1本がありません。どうやら気付かないうちにどこかで落としてしまっていて、それが車に揺られて外れてしまったらしいのです。今回も走れずに見学かと落ち込むみの。ところが今回はたくさんの救世主がいました。何事かと集まって来た他の参加者の方々が様々な工具を持ち寄って下さって、さらに径の合うネジを下さる方までいらっしゃったのです。そのネジは長さがちょっと長過ぎたのですが、皆さんの貸して下さった工具類を駆使して見事なエンド用のネジが出来上がってしまったのです。素晴らしい!お陰様を持ちまして、無事みのもレースに参加する事が出来ました。この場であらためてお礼を述べさせていただきたいと思います。皆さん、ありがとうございました。

■チャンプに挑戦!

 このレースの主旨は「チャンプに挑戦!」です。みんなからチャンプと呼ばれるとっても強いお方がおられまして、打倒チャンプに燃える人達にそのチャンスを与えると言った主旨のレースだったのです。私はもちろんチャンプに挑戦できる程のレベルじゃないですけど、行けばチャンプがラインとか教えてくれると言うので、それ目当ての参加でした。もっとも、実際にはコースがドログチャで私にとってはとてもラインどころでは無かったのですが。

■ルール

[koji22.jpg] まずは全員タイムトライアル。ほぼ同じ程度の実力と思われる人どうし3〜4人ずつでコースを1周してタイムを計ります。その後、チームの平均タイムがほぼ同じになる様に3人チームを作ります。レース参加者は15人いましたので、5つのチームが出来ました。そしてこの5チームで3時間の耐久レースです。3人の走る順番は最初に決めた順番を変えてはいけなくて、1人が続けて走っていいのは2周まで。同じ人が3周以上続けて走ってはいけません。参加者から参加費として1人500円ずつ徴集したお金は、優勝チームに賞金として与えられます。

■ペダル

 タイムトライアルでコースを走ってみて最初に気付いた事。ペダルが滑る!靴底に付いたぬるぬるの泥のせいでペダルが全然つかめない!いや泥のせいだけじゃないのは分かっていました。5万円台で買ったこの完成車にデフォルトで付いて来たペダルがそもそも安物すぎ。まったく靴底を掴んでくれず、ただの足を乗せる台。スピードを乗せようと思ってシフトアップすると、ぬるっと滑ってペダルがどこかに行ってしまいます。路面はべたべた。ペダルを捕まえた時には止まりそうなくらいにスピードが落ちていて結局シフトダウンするハメに。ペダルの上に立ってバランスをとろうとした時も、ずるっと滑って足がペダルから落ちてしまい、お尻がドスンとサドルに落下。いったぁ〜い!5月の a.b.c. cup までにはもっとマシなペダルを付けよう!と、私は固く心に誓ったのでした。

■レース

 タイムトライアルでの最高タイムを出したのはやはりチャンプでした。チャンプ強し!チーム分けが終わって耐久レースがスタートしましたが、やはり均等なチーム割りが功を奏したのか、全然差が開きません。そこで主催者から緊急ルール発令。ランニングタイム!なんとコース横の芝生広場外周の舗装路を脚で走れと。レースはいきなりデュアスロンと化してしまいました。さらに、ランニングタイムが終わってしばらくすると、今度はキックボードタイム!ランニングで使った舗装路を今度はキックボードで周回。レースはすでにXゲーム状態。わけわかりません。楽しいからいいけど。レースは当初3時間を予定していたのですが、雨が止んで日が差して来たせいか、コースに一般人が増えて来ました。レースみたいな事をやってる連中を見て、コースに入っていいものかどうか迷っている人も出始めたので、予定を早めてスタートから2時間10分でレース終了となりました。結果は、私の入ったチームが3位、みのの入ったチームは4位でした。そして優勝したのはチャンプのチーム。やはりチャンプ強し!です。もちろんチーム戦ですから、チャンプだけではなくチャンプのチームの他の2人も強かったわけです。うぅ〜みゅ。悔しい。

■表賞

 賞金は当然チャンプチームの物です。が、それとは別に、金・銀・銅メダルが用意されていました。しかし、タイムトライアルはチャンプがベストタイムを出してしまうし、耐久レースもチャンプのチームが優勝。チャンプを表賞するなんてつまらないと言う事になりまして、主催者の独断と偏見で受賞者を選ぶ事になりました。そして、な、な、なんと!私に金メダルが授与されてしまったのです!マジですか?!どう言う基準で選ばれたのかよく分からないのですが、貰える物は貰っておきましょう。「一番頑張ったで賞」って事で納得しておきます。ありがとうございます。いぇい!思えば子供の頃からスポーツって全然得意じゃなくて、音楽や英語スピーチとかなら優勝や表賞の経験がたくさんありますが、スポーツ系で表賞されるなんてさんじゅうン年生きて来て初めての事。とても感動しました。いただいたメダルはうちに帰って早速壁に飾りました。家宝にします。

■デュアルスラローム

[koji23.jpg] さて、レースが終わり、ちょっと遅めの昼食を食べ終わると、今度はデュアルスラローム大会が始まりました。とは言っても自転車ではなくキックボードで。優勝賞品はとある参加者から供出されたマビックのリム!これは欲しい!とは言っても、私はキックボードに触るのはこの日が初めて。一方キックボード所有者の少年達はグリグリスラロームして、ピョンピョンジャンプして跳ね回ってます。こら勝ち目ないわ、と、思っていたのですが、初心者のオバちゃんって事でハンデが与えられたり、たまたま対戦相手が転倒したりと幸運が続き、大穴と言われつつもなんと決勝まで残ってしまいました。マビックのリムまであと一歩だー!ところが決勝の対戦相手はキックボード所有者の少年。私は3秒のハンデをもらったのですが、やっぱり負けてしまいました。惜しかったなぁ。

■夕食会

 夕方になってそろそろ撤収となり、お約束の様に「飯でも」と言う事になりました。車内や屋根の上や背面に自転車を積んだ車が何台も連なってファミレスへ。そして食べるだけ食べたらひたすらだべりんぐ。これはホントに楽しかったです。実は先日自転車関係ではない集まりの花見に行ったのですが、自分では抑えているつもりなのについつい自転車の濃い話をしてしまって、なんだか顰蹙を買ってしまったみたいなのです。でも、この日はいくら自転車の話をしてもオッケー!どんなに濃くても問題なし!天国だー!と言う事で、とっても幸せな一時を過ごす事が出来ました。

■謝辞

 自転車関係のイベントの度に感想と言えば「楽しかった」としか言えない私。ボキャ貧なのは分かっています。でも他に表現のしようが無いのです。主催者の方々、チャンプ、そして他の参加者の皆様、お陰様で今回も本当に本当に楽しかったです。ありがとうございました。是非また遊んでやって下さいネ!


by るみ





家宝

[koji24.jpg]





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